科学技術? オーパーツ? 空間に突然現れる怪獣の謎

 いつも巨大ロボットあるいは怪獣が出現するとき、空間に突然現れたかのように見える。では、その原理はいったいどうなっているのだろうか?

 そもそも「ものを見る」とはどういう事か。これは物質に光を当て、跳ね返ってきた光を目で受け止めることにより、「そこにものがある」と感知することだ。

 だとすると、光を反射しなければ、ものは見えないということになる。ステルス戦闘機はこの理論を応用しており、自分に向かって飛んできたレーダー波(電波)を反射しないようにして、レーダーに見つからないようにしている。

 だが、光を全く反射しなくても、見えないということにはならない。たとえばブラックホールは周囲の光を全く反射せず、逆に吸い込んでしまうが、そのためブラックホールのある場所は、全く光が通らない真っ黒な空間になってしまう(だからブラックホールである)。そのため「真っ黒な、光が通らない空間がそこにある」と気づくことができ、「何かがそこにある」とわかってしまうのだ。

 だから完全に見えなくするには「光を反射しない」ではなく「光を通り抜けさせる」必要がある。現在、物質に電磁波が当たった場合、反射させるのではなく反対側に透過させるという特殊金属素材の研究が行われていることが知られている。ただし現在の実験では、特定の電磁波の透過にのみ成功しているにすぎない。つまりその特定の波長の電磁波で見た場合でないと、透明になったようには見えない。完全に透明に見えるためには、すべての可視光を透過させる必要がある。だが、この技術が完成したという発表が行われたことはない。

 だが一部の人は、理論が実在していることが重要であり、発表があったかどうかなどを論じるのは無意味だとしている。政府によるUFO研究などについて多数の書を著している落合祐助氏は「政府は、今までにUFOについて多数の真実を隠してきた。もちろん現在の怪獣事件についても同様である」と話す。「今回のロボットも、宇宙人からもたらされた秘密技術を利用している可能性が非常に高い。私はいずれ本にまとめて発表したいと思っているが、そもそも今社会を騒がせているような『突然現れる怪獣』は、歴史的に見て決して珍しいものではない。古代インカの神話では……」

 この話の続きは長くなるので次の機会としたい。だが本誌では引き続き、あらゆる角度から今回のロボット/怪獣事件について追及していきたい。