第9話「人生と、ゲーム」



関東一の宝探し名人・貝塚薫。
朝霧純子の取りなしで、彼の新たな挑戦の手助けをすることになった砂ぼうずと小砂。
人使いの荒い貝塚に従って砂漠を進むが、文句一つ言わず大人しくしているのは一千万円という法外な報酬が目当てだから。





いっぽう、純子は貝塚にうまく取り入った様子だが、その裏には今回も何かあるもよう。
目的地もハッキリしないまま、炎天下4人のキャラバンは続く。
 
 

★今週のごめんなさい

原作にそったアニメ化!と最後までがんばったのですが、諸々の事情(?)で、
作中のとある台詞に「XXXXX音」が出てしまいました。(しかも、たくさん?)
砂ぼファンの皆さま、この場を借りて、ごめんなさい。

★今週のこぼれ話
<貝塚薫>

9話で初登場する「貝塚薫」。声を担当するのは、なんとベテランの大木民夫さん。
この回より、いよいよ貝塚薫として参加します。その役どころにご注目ください!

さて、大木さんといえば、やはり冒頭&終盤のナレーションのイメージが強い人も多
いはず。もうすっかりおなじみになったあのナレーションですが、最初の頃はとまど
いもあったとか(?)。
初回のとある話数。アフレコ終了後、大木さんが監督に不安そうにこうつぶやいたそ
うです。
「こんなバカなナレーションでいいんでしょうか……?」
それを聞いた監督は一言、
「おバカアニメですから……。」
と即答したとか……。

<触り代、1万円!?>
3話で純子の胸を触り、純子に「触り代、1万円だからね!」と言われた灌太。
本編では貝塚からの報酬1千万円を、ホントに全額を触り代につぎ込む予定(?) だっ
たんでしょうか?ホントだったらかなりの「おっぱい星人」ですよね……。
台本ではタダの台詞だったこのシーンですが、急遽、監督の希望でエンディングの
歌のようにボインと連呼して欲しいと言われた砂ぼ役の鈴木千尋さん。
要望をサクッとこなす姿はさすがプロ根性! 

とは言え、言い終わった後のブースの雰囲気に、さすがに恥ずかしそうにしていたと
か。

<見せカット>
9話の見どころは、なんといっても巨大な白骨都市。
白と黒の強いコントラスト。引き込まれそうなほどの迫力が印象的なこのシーンは、
スタッフ曰く「見せカット」とか。
キャラクターを極端に少なく映し、風景のみ全面に押し出すという演出も秀逸です。
スタッフもオススメのこのシーンを、ぜひじっくりとご覧ください。


 
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